ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「美の愛は愛好であるが、美の創造は芸術である」
Ｂｙ ラルフ・ワルド・エマーソン
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
＊オタクにもピンキリあり
正直、オタクである事は悪いと思わんのである。だってよく考えてみれば医学部教授は究極の医学オタクだし、プロやきう選手は究極のやきうオタクだし、F1ドライバーは究極のクルマオタクだからである。よーするに、そのオタクぶりが生産的であればある程に、世間の認知や理解は高まるのである。ロクに仕事もしないで部屋に籠ってアニメばっか観てるヤツが、大学教授やプロスポーツ選手と同等でない理由がコレである（笑）何故同じオタク向けメーカーでもスバルがウケ悪くてポルシェはウケ良いって、つまりそういう事である（爆）
スバルは何が失敗したって、ポルシェと同じマニア向けでも、富裕層じゃないマニアの方に訴えてしまった事がである（笑）マニアなんて数はたかが知れてるんだから、マニア相手に商売するんだったら１台当たりの儲けを増やさなきゃならんのもだけど、マニアについてるる人等も計算に入れなきゃなのである。ポルシェ買える客ならば高確率で結婚してて子供も居て、何だったら部下や社員が居て、ソコから非マニアな顧客も開拓できるのである。カネ無いマニアは高確率で独りモンだし、独りモンを卒業する頃には大概スバルも卒業してるモンである（爆）
＊超高回転ＮＡはマニアの為に
幾分マシとはいえ、同じ轍を踏んでいるのがホンダである。ホンダのスポーツカーが何故昔ほど売れなくなったかって、昔と同じような客層に向けて売ってるからである。８０年代～９０年代のホンダのスポーツカーは何が凄かったって、やっぱエンジンである。当時フェラーリすらムリだった９０００ｒｐｍまでブン回る超高回転NAエンジン＆上までパワー感が途切れないVTECは、ソレはソレは痺れるぐらい凄かったのである。ワタクシもホンダ最後の超高回転NAであるFD2シビックTypeR乗った事があるから分かるが、アレは痛快なエンジンだったのである。
FD2 シビックR 登場! 土屋圭市 鈴鹿フルアタック!!【Best MOTORing】2007
多分フライホイールが軽いからエンジンが上まで痛快にブン回るんだけど、その代わりアクセル抜くと一気に落ちる（特に高回転域）からスパスパっと繋いでいかなきゃシフトショックでガクガクいってしまう、正にコアなクルマ好き向けのクルマだったのである。そんな凄いエンジンだけど、大きな問題が１つだけあるのである。ソレは「パワーが無い」という事である(￣～￣)あの当時はR35がデビューしてクルマ好きの話題を一気に掻っ攫ってたし、インプ＆ランエボもまだ健在だったから、尚更FD2シビックRの非力さが際立ってたのである。
そう、言っちゃ悪いが「超高回転NAを上までブン回す気持ち良さ」とか「MTを上手く使う楽しさ」を喜ぶのは、一部のコアなオタクだけなのである。でもって上記にあるようにコアなオタクは数もたかが知れてて、その上フォロワーやワナビーも生み出さないから、そりゃ売れる筈がないのである（笑）じゃあパワーと速さを得れば売れるようになったかって、そうでもないのである：
〈ENG-Sub〉FK8シビックR vs. 400万円スポーツ 筑波サーキットバトル【Best MOTORing】2018
確かに速くはなったけど「このクルマの何処に”他所には出せないホンダらしさ”があるの(￣～￣)」ってのが正直な感想である。ぶっちゃけメガーヌやゴルフGTIとかと何が違うって、ハデな見た目以外は特に目立ったモンは見当たらんのである。ぶっちゃけた話、FD2の方が遥かにホンダらしかったと言えるのである。
＊大排気量は正義
そう、ホンダのスポーツカーの最大の個性は何だったのかって、上までブン回る超高回転エンジンなのである。ソレを保った上でパワーや速さを出せなければ、ホンダらしいとは言えないのである。じゃあどうすれば良かったのかって、NAの場合は「排気量を上げて気筒を増やしていく」しかないのである。排気量を上げると当然車格も上がって値段も高くなるから、ソレを売るためのブランド力も必要なのである。要するにフェラーリやランボルギーニと同じような道を辿る必要があったのである。
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でもって当然だけど、大排気量NAエンジンを積むんだったら、FF車じゃムリがあるのである。そう、ホンダのスポーツカーの一番の失敗は何かって、S2000とNSXを正常進化させなかった事である。アレを正常進化させていってエンジンをドンドン大型化していって、ターボ化するにしても今のフェラーリやマクラーレンがやってるような超高回転ターボエンジンならば、熱心なホンダファンでなくとも歓喜しただろうと思うのである。カネを持ってないオタクは口だけ五月蠅いくせにロクな利益をもたらさんから、その言葉は話半分以下で聞くべし、世知辛いけど事実な今日この頃であった。
