ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「若さが幸福を求めるなどというのは衰退である」
By 三島由紀夫
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
スポーツカーは余裕を以って
もうこのネタもいい加減飽きられるだろうが、マジでコレが最後だから勘弁してほしい次第である(笑)先日も述べたけど、やっぱ90年代国産スポーツカーってのは理解があって余裕のある人間が楽しむのが最適なのであり、やっぱ金銭的にも余裕的にもリアルタイムであの時代を生きた人(40代~50代)向けなのである。でもワタクシの知る限りでも、やっぱあの時代のクルマに憧れるのって、大概20代の若い子なのである。じゃあその子等がクルマに詳しいかと言われたらそうではなく、大概がアニメだとかマンガだとかゲームだとかに影響を受けて憧れた子達なのである。
この前ネタにした盗難FD3Sオーナーも22歳とかだったから、やっぱそういう事なんじゃないかなとも思うのである。でも残念な事にマンガもアニメもゲームも、あとチューニング雑誌もチューニングショップも、90年代スポーツカーを維持する事の大変さや面倒臭さを殆ど一切語らないのである。ただ単純に「クルマは楽しいッ!」とか「チューニングは面白いッ!」とか言うだけで、ソコに潜む各種問題を一切取り上げないのである。そしてナイーブな子が貯金降ろして生活切り詰めてまで購入して、余裕が無いが故に危機管理がガバガバなソレが窃盗団の絶好のターゲットになるのである( ̄~ ̄)
知らないと恥をかくバッテリーの大問題
こう書くと「折角の若者の夢ガー」とか「強い気持ちガー」とか言うけど、でも夢や強い気持ちがあるからと言って、考え無しに行動して良いって事じゃないのである。考え無しに行動して痛い目を見て「ソレでも○×が好きだッ!止められないッ!」っていう鋼の意志を持った若い子って実は少数で、大概はポッキリ折れてその反動で嫌いになってしまうのである。ワタクシ等オッサンはソレが分かってるからこそ、若者に熟考を促すのである。さて話は変わって、と:
衰退を受け入れよう
話は戻って、まぁチューニング業界側やメディア側の意見も分からなくはないのである。純内燃機関(以後ICE)時代の終焉が目の前に迫ってるのに対し、チューニング業界はEVやHVに対する新商品や新サービスを提供できないままだからである。その衰退を一日でも遅らせるために、ネガティブな情報は出来るだけ出したくないのであろうが、ワタクシはソレは逆だと思うのである。良い事ばかり言って後で大変な事になった時、オーナーは「騙されたッ!」って憤慨して、その反動でアンチと化してしまうのである。
車両盗難情報サイト見ればS15の盗難情報がアホほど出てる以上、S15に優先して付けるパーツは中より上のセキュリティーなのであるが、でもソレはちゃんとしたトコでやると相当に高額なのである。でもこの動画観れば分かるように、そんな事は一言も言わないのである。確かにソレ言うとビンボーなヤツには敬遠されるけど、でも長い目で見ればソレでも尚選んでくれる人の方がクルマを永く愛してくれるし、その分ショップにカネを落としてくれるモンなのである。少数で良いから理解があってカネ払いも良い客を押さえる。コレこそが衰退する産業において重要なのだと思う今日この頃であった。