ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「貯蓄十両、儲け百両、見切り千両、無欲万両」
Ｂｙ 井原西鶴
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
＊安物買いの銭失い
良いモンは高い、悪いモンは安い、良くて安いモンがあるとしたら、ソコには必ず何らかのカラクリがある。コレが値段に関するワタクシのジャスティスである。だから重要なモン（仕事道具やクルマや家電など）を買う時は高くても確実に良いモンを買って、ソレを大事にして長く使うのがコレまたワタクシのジャスティスである。ガチで良いモンは丈夫に作られてるから長く使えるし、売る時も高い値段で売れるから、長い目で見れば損をしないのである。R35NISMOだって買った時は１５０５諭吉で、７年３.７万キロ乗って売る時は９００諭吉。その他諸々の付加価値を加えたら安いモンである。
唯一ワタクシが敢えて安モンを選ぶ事があるとしたら、ソレは「ロクに使わないモンを買う時」である。例えば引っ越し作業する時の手袋だとか、雪かき作業をする時のシャベルとかである。そういうモンって一回使ったらそのままお蔵入りor年に１回使うか使わないかだから、寧ろ安モンの方がコスパが優れてるのである。そう、安モンを買うにおいて必要なのは、目的意識とカラクリを見抜く目である。何故安いかのカラクリが分かってて、ソレが自分が使う上でデメリットにならないのであれば、安モンを使う理由になるのである。
＊スポーツカーバブル
１９５０諭吉、とあるクルマの値段である。その値段を聞いた途端「ポルシェネタはｱｷﾀ━━(#ﾟДﾟ)━━!!!!」って拒絶反応を起こすロンマニアの方も若干居るだろうが、ポルシェネタじゃないのでご安心頂きたいのである（笑）コレは何かって、R35の中古価格の値段である。しかもNISMOとかSpecVとかEgoistとかT-Specみたいな特別なモデルじゃなく、通常モデル（ブラックエディション）の価格である：
表記ミスだとかエイプリルフールだとか、そんなチャチなモンでは断じてなく、もっと恐ろしいモンの片鱗を味わった次第である（笑）R35の中古価格の高騰が止まらないとは聞いていたが、まさかココまでとは思わなかったのである(￣Д￣;)何ちゅーか、どうやらワタクシは売るタイミングを間違えたみたいである（爆）
何だかこの前発表されたばかりの【２２年モデルNISMO】も中古市場に出てきたらしいのであるが、えげつない値段になるだろう事は想像するまでもないと思うのである(´ヘ｀;)生産数の大半を占める初期モデル（０７年～０９年）以外、もう新車価格と同等の出費を覚悟しておく必要があるのである。何故そうなったかって、多分こういう事だと思うのである：
半導体不足が原因で、今現在通常モデルはオーダーストップの状態。つまりR35の新車は買えない
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秋頃にはR35の生産終了が正式にアナウンスされる可能性が高い
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次期モデル（R36？）とバトンタッチはしない
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R36は開発されてるだろうけど、出るのは当分先の話
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「半導体不足が解消したらワンチャン受注再開」らしいが、解消する気配は当面無さそう
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受注再開しないまま生産終了になる可能性大
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／(^o^)＼ﾅﾝﾃｺｯﾀｲ
という事で、R35は生産終了になるけど駆け込みで最終モデルを買えない状態になってるから、中古価格が異様に上がっているのである。ソコを投資のチャンスと狙った中古屋や投資家が暗躍して、良好な個体を搔き集めてるから値段が高騰してるのではと言われてるのである。以前は３００台近くあった中古在庫も今じゃ１００台ぐらいしかないらしいから、結構な数が海外に流れてるのであろう(￣～￣)
そう、コレはマネーゲームなのである。靴磨きの株の話じゃないが、こういうのって儲かるって分かってから乗っかったって遅いのである。先手先手を打って市場を先読みして、ソコから「生産終了になったら中古価格が一気に跳ね上がる」ってのを予想して、値上がりする前に動くトコが動いて搔き集めた結果がコレなのである。何ちゅーか、チューリップバブルの頃から人類は何も学んでないのである：
youtu.be
ワタクシもコレがバブルだと踏んで「来年４月まで粘ったらヘタしたら売り時を逃すかも(；´Д｀)」って考えて１１月に手放したのであるが、どうやら早過ぎたみたいである（笑）某ロンマニアの方曰く「米国の方で何らかの金融引き締めが入るだろうから、ソレまでは高騰するかも」との事であるが、落ち着いてほしいモンである。
＊減価償却って何ですか？
ンで、コレに関する元R35オーナーのワタクシの見解は「ハッキリ言って傍迷惑」である。中古価格が高騰して一番困る事は何かって、中古価格が保険料を上回ってしまう事がである。保険ってのは大概、その車種の減価償却額で決まるからである。例えばワタクシのR35は今だと売値と同等かソレ以上であるが、保険でカバーされるのは減価償却で７５０諭吉ほどしかないのである。R35なんてまだマシな方で、第二世代（BNR32～BNR34）はもっとシャレになってないのである。ワタクシが第二世代GT-Rを乗ってみたいと思うが欲しいと思わない理由がコレである。
簡単な故障ぐらいなら無問題だろうが、コレが全損だったり、或いは車両盗難だったりした場合はどうなるんだって話である。そう、保険でクルマを取り返す事が出来なくなってしまうのである。特にココまで中古価格が高騰すると盗難のターゲットにもなり易くなるので、リスクは更に上がってくるのである。そう、中古価格がムダに高くなると、オーナーは安心して乗れなくなるのである。BMWやベンツやポルシェが自前のスポーツカーを作り続ける＆部品を出し続けるのは、こういう風に顧客の為でもある・・・ってコレ以上話すとポルシェネタに突入してしまうので（笑）この辺にしておこうと思う今日この頃であった。
