アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

SKELETON COAST

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「待てるというのは大したことだ。だが、何一つ期待しないのはもっとすごい」
By イングリッド・バーグマン

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*コアファンの、コアファンによる、コアファンのための一台
 何だか来週あたりに【新型シビックTypeRがアンヴェールされる】らしいのであるが、ワタクシの正直な感想は「試乗車が何時何処にあるのかだけ教えて、そしたらブログのネタ用に試乗しに行ってあげるから( ´△`)」ってトコである(笑)ひょっとしたら乗った瞬間に途轍もない衝撃に襲われて「マジかよ糞ND売ってくるッ!」ってなるかも知らんが、その確率はプーチンとゼレンスキーが巌流島でチェスボクシング対決するよりも低いであろう(爆)ネタとしては有用だろうけど、コアなホンダファン以外は所有してみたいとは思わないであろう事が安易に予想されるのである。

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 どんなクルマになるかは、もう何となく想像付いてるのである。デカく重くなった車体でタイムを出すためにタイヤ太くしてエンジンパワーを上げて、ハイパワー過ぎるFFのデメリット(トルクステア等)を補うために電子制御が入りまくるって感じであろう。その中で一番ワタクシ的にアレだと思ったのが、265/30ZR19のタイヤ(ミシュランPS4)である。もうサイズで分かると思うが、結構高価なタイヤである。EK9時代みたいに気軽にサーキットとか行けないし、かと言ってガチ走りするんだったら少し多めに払ってもケイマンやM2の方が速いし乗り易い。分かり易く言うと「帯に短し襷に長し」なのが想像できてしまうのである。

*シミュレーターはなくならない
 だから現実的に「欲しいか?」と問われたら「半額でも(゚⊿゚)イラネ」なのである。ファーストカーにするには速さやピュアさが足らないし、かと言ってセカンドカーとして使うにはデカ過ぎるしコスパも悪過ぎる。コレ1台しか買えない熱心なホンダファン以外、積極的にコレを欲しがる顧客をイメージできんのである( ̄~ ̄)ンで、話は変わって:

まぁ結局EUの「2035年までに内燃機関(以後ICE)の販売を禁止する」ってのがロシアからの天然ガスに大きく依存してる事が分かってしまい、最初からムリだと言われてたEV移行が尚更ムリという結論に達した以上、HVやPHEVとしての併用が主流になるだろうけどICEは当面残り続けるであろう。軽量で充電時間の短い次世代電池が実用化されるまで、本格的なEVオンリーの時代は来ないんじゃないかとワタクシは思うのである。

PSストア見てたらふとコレが目に飛び込んで気になったので、衝動的にDLしてしまったのである(笑)どんなゲームかって、よーするにクルマ屋になり切るゲームなのである。クルマの修理をしてカネを稼いで、ショップをデカくして色んな事をできるようにして、ソレでコンプリートカー作って販売したりとか、デモカー作ってサーキットでタイムアタックしたりとか、結構楽しいのである:
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細かい事を言えばブレーキフルード交換する時にエア抜きしないだとか、ホイールボルトを時計回り順に締めるだとかいったツッコミ所は間々あるものの、クルマが好きならば多種多様なクルマの整備や修理をマッタリ楽しむのは楽しいと思うのである。自分はクルマという機械が好きで、クルマのメカニズムには何時だって興味津々なので、こういうのは結構好きなのである。

*凄いクルマは何処
 話は戻って、無論この新型シビックTypeR、ホンダが作るからには良いクルマになる事は間違いないであろう。試乗したら素直に良いなと思うだろうし、サーキットでも速いだろうし、使い勝手も抜群であろう。が、コレが凄いクルマと思えるかと言われたら、答えはノーである。他メーカーには無い、ホンダだけにしか成し得ないモンを積み重ね上げて、数字やデーターがどうでもよくなるような、所有する事に価値が見出されるようなクルマ。こう言っちゃアレだが、ワタクシはこのクルマがそういう「凄いクルマ」には見えないのである。繰り返し言うが、コレが「良いクルマ」なのは間違いなく、だからこそダメなのである。

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 この動画の「ノア」を「ホンダ」に、あと「選手」「試合」を「クルマ」「クルマ作り」に変えれば、ライガーの言ってる事がまんまワタクシの言いたいと思ってる事である(笑)手前味噌でアレだが、その点ロドスタは速くないし安いクルマだけど、間違いなく「このロドスタこそが我々マツダのスポーツカーの理想形です」っていうシッカリした芯がある「凄いクルマ」であり、だからこそ33年間で100万台も売れたのである。大変申し訳ないがS2000もビートもS660もNSXインテグラRもシビックRも、単なる「良いクルマ」でしか無かったから生き残れなかったと言っても過言じゃない今日この頃であった。