アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

MY MIDNIGHT THINGS

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「エレガンスとは、青春期を抜け出したばかりの人間が持つ特権ではありません。それは、すでに将来を手に入れた人間が持つ特権なのです」
By ココ・シャネル

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

*明日またココに来てください、本当のクラッチを踏ませてあげますよ
 よくMT愛好者は「MTはクルマをダイレクトに操ってく感じがする」と言うが、実は全然ダイレクトじゃないのである。今時のMTのクラッチ操作は様々な電制アシストによって楽になっていて、特にハイパワー車ほどソレが顕著なのである。90年代より前のスポーツカーのクラッチを踏んだ事のあるロンマニアの方ならご存知かと思うが、電制アシストの無いクラッチってのは重くて扱い難いのである。特にハイパワー車だと圧着力を強くしなきゃならない事もあって、その分クラッチは死ぬほど重くなってるのである(;´Д`)

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 2007年発売の220馬力のFD2でコレだから、ソレ以前の300馬力前後のクルマのクラッチがどんだけ重かったかって話である(^_^;)実際280馬力のGDBに3年乗った感想は「クラッチが重かった」だったのである。重いだけでなく回転数合わせないと変速ショック来るし、回転数足らないと即ストールするし、今日かクラッチやツインクラッチ入れようモンなら余計重くなってミートポイントもシビアになるのである(´ヘ`;)そう、今時のMT車が400馬力超でも余裕で乗れるのは、相当な電制アシストがあるからなのである。だからワタクシは「MTのピュアなドライブフィーリング」とかやらを信じていないのである。

役物日産車、爆誕
 何だかRZ34に引き続き【また新しいNISMO車種が今月8日に発表される】んだそうである。ソレに対するワタクシの正直な感想は「あっそう( ´_ゝ`)フーン」ってトコである(笑)ちゅーのも立て続けにRZ34NISMOと911S/Tをネタにしたから「マジでガチな特別仕様車とはどういうモンか」ってのを再認識したばかりなので「どーせエンジンを少しだけブーストアップして脚固めて、専用エアロや専用内装でソレっぽく飾っただけでしょ┐(´-`)┌」って感想しか湧かないのである。まぁシルエット的にスカイラインNISMO、恐らく400RのNISMOバージョンじゃないかなと思うのである。

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 ただワタクシとしては、NISMOのブランド化にはどちらかというと賛成なのである。クルマを高く売るにはネームバリューが必要であり、NISMOには長年のレースでの活躍でソレがあるからである。日産ブランドで高値を付けられても困惑するけど、NISMOバッジが付いてれば高く買っても良い。そういうのは単なる気分に過ぎないが、でも気分が乗らなきゃ財布の紐は緩まないのである。ただNISMOモデルを売るにあたって重要なのは「決して安売りしてはいけない」という事である。安売りってのは「値段を安く設定する」って意味だけではなく「誰にでもホイホイ売らない」という意味も含まれてるのである。

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 そう、GT3とかの「役物ポルシェ」みたく「役物日産」として販売するのである(笑)役物ポルシェ同様にカネ持ってればポンと買えるモンじゃなく、ソレを所有してる事がステータスシンボルとなる、そんな感じである。だからTypeRも「役物ホンダ」として、STIも「役物スバル」として其々メーカーは設定すべきだったとワタクシは思うのである(爆)カネ出せばポンと買えるモンってのは、実はあんま価値が無いのである。ちゅーのも、カネってのは手段選ばなきゃ結構稼げるモンであり、実際ヤクザとかマフィアとかはアホほどカネ持ってるのである。だからブランドは「単にカネ出すだけじゃ買えない」って事が大事なのである。

*褒美としてNISMOを買う権利をやろう
 という事でNISMOをブランド化するにおいて、真っ先に止めなきゃならないのは「オーダーを無条件で受け付ける」と「オーダーの中から平等に抽選で選ぶ」の2点である。海外の高級ブランド同様、こういうのは優良客を優先してデリバリーすべきなのである。じゃあ日産で優良客というのはどういう客かって、こんな感じであろう:

  • 今まで日産車を何台も買っている
  • 日産高級車(R35など)の購入歴がある
  • 他ブランドの高級車(BMW、ベンツなど)を所有している
  • 社会的地位の高い職(医師、弁護士など)に就いてる
  • 他社のNISMO相当のブランド(STI、GR、TypeRなど)の所有者

取り敢えずこんな感じで、NISMOブランドに相応しい人を優先してデリバリーしてしまうのである。後はまぁ「お前には売らねー、クソして寝ろ」っていうと猛反発食らうんで(笑)受注は全部受けるけど「何時デリバリーされるかは分かりません」って文言を入れて後回しにするって感じでもいいであろう。そんな感じに「NISMOを買える事は名誉な事だ」って世論を作るのである。

 とは言っても、やっぱニッポンじゃコレ難しいだろうなって思うのである(^_^;)前にも何回か言ったけど、ニッポンには階級社会が根付いていないのである。上記みたいなブランドの売り方ってのは欧米が階級社会であるが故に、暗黙の了解で「人はデジュール上は平等だけど、デファクトは違う」ってのが根付いてるから成り立つのである。良いか悪いかではなく、ソレが欧米文化なのである:
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でもニッポンは、元来そういう考えが薄いのである。でもってその上、戦後は民主主義に切り替わって、その際にデファクトを知らんままデジュールだけが先行してしまい、ソコから「顧客は皆平等な筈だ」「カネ出したなら購入する権利が平等にある筈だ」→「故に客を選ぶのは差別だ」って考えに至ってしまうのである。ただニッポンも階級社会化するのは時間の問題だと思うんで、改めてこの売り方は間違ってないと思う今日この頃であった。