ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「身分不相応の生活をするものは馬脚を現す」
Ｂｙ ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
＊攻守最強のボディーカラー
色には膨張色と収縮色の２種類があって、白系は前者、黒系は後者に相当するのである、クルマの色って濃くすると締まって見える→車高が低く感じられるから、クルマ好きからは黒系及び濃い色は好まれるのである。ワタクシがGT3オーダーした時イメージカラーであるシャークブルーではなくゲンチアンブルー選んだのは、やはり「濃い色の方が締まって見えてカッコ良いから」だったのである。が、濃い色ってのは「汚れや傷が目立ちにくい」という大きな欠点があって、ワタクシも納車されてから漸くソレに気付いたのである（笑）
でもってソコんトコをSオーナーと話したのであるが、Sオーナー曰く「ポルシェ攻守最強の色はGTシルバー」なんだそうである。白系は逆にクルマが大きく見えて、でも傷や汚れが目立ち難いという利点があるのである。だからこそ世界中のクルマの内３５％が白系（因みに黒系は１９％、灰系は１９％、銀系が９％、青系が８％）なのであろう。ンで、GTシルバーの何が良いかって：
- 白には無い独特の高級感がある
- 白系以上に傷や汚れが目立ち難い
- 白系ほどの膨張感が無い
- ポルシェでは広く普及してる色だから万が一の時の再塗装も楽
という事がである。つまりワタクシみたいに乗る事が多いオーナーなら、GTシルバーにした方が色々捗るのである。珍しい色、特にPTS（特注色）だと万が一の時にドチャクソ手間が掛かるので、ガンガン乗るクルマにはオススメできないって事である。もし次があるのなら、クラブスポーツパッケージ＆GTシルバーは確実に選ぶ次第である。
＊外車オーナーの身の程
こう書くと「そんな高いクルマをガンガン乗って大丈夫なの？」って思われるかも知れんが、ワタクシの答えは「ガンガン乗る気概が無けりゃ外車は乗らん方が良い」である。例えば車体に小さな傷を見つけた時「大事な愛車があぁぁぁぁ .･ﾟ･(ﾉд`)ﾟ･.」って嘆き悲しむか、或いは「コンパウンドかタッチペンで何とかなるかなぁコレ( ´_ゝ｀)」って思うかであるが、もし前者ならば外車に乗らない事をワタクシはオススメする次第である。フェラーリやランボルギーニやマクラーレンみたいなスーパーカーの類ならまだ分かるが、そうでないブランドならフツーに乗れなきゃ乗るべきではないのである。
クラウン乗る感覚で7シリーズに、ハリアー乗る感覚でGクラスに、GRスープラ乗る感覚で911に乗れないんだったら、抑々7シリーズ／Gクラス／911は身分不相応だという事なのである。BMW＆ベンツ＆ポルシェってのは本来「乗ってナンボ」のブランドなのだから、気軽に乗れないって事は「ソレ等のクルマはテメェ向けじゃない」って事なのである。ワタクシも実を言うと、今のGT3は細かいトコでコンパウンドやタッチペン使って直しながら乗ってるのである。パッと見で分からなければ気にならんし、どーせポルセンに売る時はどんな状態の車体でも一律塗り直す→中古価格に影響しないから無問題なのである。
そういう維持費諸々や修理代諸々を払える余裕や気概が無いとどうなるって、常に不安に襲われる事になるのである。乗るのが怖くなって、持ってるだけでも不安になって、でも手放すと周囲から「やっぱお前にゃムリだったなぁ～m9(^Д^)」って言われるのが怖くて手放せないという、そういう精神衛生上ドチャクソ悪い状態に追い込まれるからである。でもってワタクシの知る限り、そういうメンタルの弱いヤツほどテメェの弱さを認められなくて、テメェを実際より強く見せたいがために身分不相応な見栄を張りたがるモンなのである。
＊やっぱ新車がナンバーワン
だからワタクシは初めて外車を買う人に対しては「できれば新車で、保証関係はケチるな」と薦める次第である。国産車もそうであるが、外車は中古で買うデメリットがより高くなるからである。だから故障や不具合のリスクが最も少ない新車を選んで、保証や保険をシッカリさせる事で細かいトラブルに対処できるようにして、長々と乗り続けないで限の良いトコで手放して次のを買うのである。確かに新車だから初期投資は高いが、その後の諸々に掛かる費用は断然抑えられるし、何より精神衛生的にも断然良いから、長い目で見ればそっちの方が得なのである。
他メーカーは知らんが、ポルシェならワタクシは新車をオススメする次第である。理由は上記にあるモンに加え「オプションを自分の欲しいモンに完全一致させる事が出来る」ってのがデカいのである。ちゅーのもポルシェってのはオプションが余りにも多いんで、中古で選ぶと何をどーやっても多少なり妥協を強いられるからである。その妥協を屁とも思わないのなら良いが、神経質な人間だとソレがボディーブローの様に不満が塵積山成していくからである。躊躇ったという事は、ソレ即ち「ホントはコレを欲しくないッ！」っていう深層心理の叫びなのだと改めて思う今日この頃であった。
