ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「文化はその黎明における根源的な相のなかでは、何か遊び的なものを固有の性質として保っていた。いや、文化は遊びの形式と雰囲気のなかで営まれていた」
By ヨハン・ホイジンガ
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*妬みはパワー、嫉みはやる気
高坊の頃、歴史のセンセが「世の中に反米の国が多い理由は、アメリカに嫉妬してるから」「何だかんだ貧しい人々の生活を向上させるイノベーションを世界で一番多く生み出してるのも、世界で一番困ってる国を助けてるのもアメリカ。だからアメリカは祝福されている」と言ってたのであるが、マジでその通りだとワタクシは思うのである。今回の新コロ禍で一番積極的にワクチン作って世界に広めたのは何処かって、他ならぬアメリカである。確かにアメリカにゃ問題は山ほどあるけど、ソレでも他よりも圧倒的にマシなのである。
よくサヨク連中が「アメリカ\(^o^)/オワタ」って言うが、じゃあアメリカが提供するような科学や技術や文化や教育などと同等或いはソレ以上のモンを提供できる国が何処にあるんだって話である。答えは「何処にも無い」である。ジーンズ履いてコーラ飲んでハリウッド映画観ながら「アメリカに死をッ!」って言ってるんだから、そりゃアメリカを倒すなんてムリな話である┐(´∀`)┌
youtu.be
ワタクシがBRICSに全く期待してない理由も正にコレである。アメリカやその他欧米諸国に匹敵するような科学や技術や文化や教育、及びスポーツやエンタメなどを提供できる国が皆無だからである。そんな国に世界の実権を握らせたら、世界が20世紀初頭に逆戻りしてしまうだけである。
*ニッポン凄い?!
何だか「ニッポン凄い系の番組が云々」って議論が起こってるが、ワタクシの見解は「凄いか凄くないかと問われたら、何方かと言うと凄い」である。ニッポンの何がヤバいって、19世紀半ばに開国して以来、教育も経済も軍事も技術も、音楽も芸術も文化もエンタメも、全部「先ずは自分達で作り育ててみよう」って発想をする事がである。結果クルマも船も飛行機もロケットも作れるようになったし、音楽もマンガもアニメもゲームもニッポン独自のモンが出来上がったし、やきうもサッカーもプロレスもニッポンならではの特殊なモンを築き上げてしまったのである。レベル云々以上に「テメェ等のソレを持ってる」って事がデカいのである。
クールニッポンってバカにされがちだけど、あんだけのモンを全て自前で育て上げれる国なんてアメリカとかイギリスとか、精々その辺りぐらいである。ニッポン以外のアジアに住んだ事のあるロンマニアの方はご存知かもであるが、ニッポン以外の国の多くは「文化は外から買うだけ」なのである。NBAは観るけどバスケリーグは存在せず、WWE観るけど国内にプロレス団体は無く、当然アニメやマンガや映画も外国から買ったモンを翻訳するだけ。今は大分変ったらしいけど、ワタクシがニッポンに移住する前のインドネシアもソレだったのである。
だからニッポンみたいに「先ずは自分達で作り育ててみよう」って考えられるのは、実は凄い事なのである。最初はショボくても作り続けるうちにレベルが上がって新しい文化が生まれるし、新しい文化が生まれたらソレで商売ができるようになるのである。でもただ単に版権買うだけだと、ソコからは何も生まれてこないのである。そういうメンタリティーがあるからこそ開国からあっという間に世界的な軍事大国になれたし、戦後も世界最貧国から世界第2位の経済大国にのし上がれたんだと思うのである。ただ動画観るだけのオタクは消費して終わりであるが、苦労しても配信する方に回れば稼げるのである(笑)
*和魂洋才のススメ
何故ニッポンにこんな事が出来るのかって、ワタクシは「ニッポンが開国する前から”ニッポン人とは何者か”の答えを出していたから」だと思うのである。だから開国して西洋の知識や文化がドチャクソ入ってきても「ニッポン人らしさ」を見失う事が無く、寧ろ逆に積極的に取り込んで「ニッポン人的な○×」を新たに育てる事が出来たんだと思うのである。最先端の知識が山ほど入ってきても和魂がシッカリしてれば「ニッポンは劣ってない、単に遅れてるだけ」「なら遅れを取り戻せばいい」って考えになり、芯がブレる事無く自分等に合ったモンを見出せるのである。
でもってニッポン以外でコレができるアジア&アフリカの国って、精々韓国か台湾ぐらいである。他は洋才を取り込もうとしたらアイデンティティーが揺らいで洋魂になっちゃったり、洋才を見て「俺等は劣ってるorz」って挫折したり、その反動で欧米文化を憎んだり禁止したり、アンチテーゼを宗教に見出したり、今起こってるように「中国&ロシアを新たな世界のリーダーにッ!」ってルサンチマンかましたりするのである( ̄~ ̄)他国から多くを学ぼうと思うなら、先ずは自国の事を知り尽くさなければいけない。改めてそう思う今日この頃であった。