アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

MAXIMUM VIOLENCE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「あなたがやり始めたことは、終わりまでやり続けることだ。そして結果を待てばいい」
By ルイス・キャロル

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

第二次世界大戦後から第三次世界大戦前へ
 ワタクシが生きてソレを読めるかどうかは分からないが、ン十年後の歴史書には「第二次世界大戦後は1945年8月15日から2022年2月24日まで」って書かれるんじゃないかと思うのである。じゃあ今は何の時代かって、サブタイにあるように「第三次世界大戦前」である。昨年始まった戦争でロシアが「今回はコレぐらいにしといたるわ」って年内に兵を引っ込めて西側と関係改善を試みてたらワンチャンWW2後はまだ続いてたと思うのであるが、ロシアはソコを踏み越えてパンドラの箱を開けてしまったのである。国連憲章の元、グローバルルールの下で(形だけでも)世界が1つだった時代は終わって、世界は再び分断していくのである。

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 ロシアは意思を曲げる気が一切無く、その後2023年に世界で起こった諸々が、ワタクシにソレを確信させたのである。昨年の今頃、ワタクシは「世界は”自由競争を重んじG7自由主義陣営”と”社会秩序を重んじるBRICS専制主義陣営”に分かれる」と予言したが、マジでその通りになってきたのである。まぁ何ちゅーか、今の人類にグローバル化は早かったのである。グローバル化ってテメェとは真逆の考え方の人間をも受け入れて、妥協して衝突して、話し合いを続けながらやってくしかないのであるが、多くの人間は異質なモンを我慢できないのである。理解と許容と忍耐、コレは今後の人類の課題である。

*2023年の事件
 その「確信に至った事件」ってのが【パレスチナ・イスラエル戦争】である。戦争そのものはソコまで際立ったアレは無いのであるが、ワタクシが注目したのは世論の反応である。ロシアの時もそうであるが、一昔前の「理由は何であれ、やっちゃダメな事はやっちゃダメ」ではなく、ハマスのテロ行為に対して「抑圧されてたんだからしゃーない」「弱い人々の立場に立ち連帯すべし」って反応が多かったのである。でもって世界の国々(特に途上国)は国際秩序の安定よりも、党派性を重視したのである。ソレ見てワタクシは「あぁ、世界はもう1つじゃないんだ( ´△`)」って確信したのである:

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 自由主義vs専制主義、個人主義vs集団主義キリスト教vsイスラム教、陽キャvs陰キャ、カネ持ちvsビンボー人、原住民vs移民、与党vs野党等々。世の中は「意見を異なる者と如何に融和していくか」ではなく「如何に集団をデカくして相手を圧倒するか」に移行してるのである。ちゅーのも話し合いは大変だけど、群れるのは簡単だからである。特に今はネットSNS全盛期なんで、群れを大きくする&群れの中の結束を高めるのが圧倒的に簡単になったのである。人間というナマモノは古今東西、楽な方向に流れて行き易いナマモノなのである。何ちゅーか、人類はまだまだ未熟なのである。

*2023年のイベント
 今年最高のイベントは何かと問われたら、ワタクシは【2023WBC】と答える次第である。ワタクシがニッポン人として初めて観るWBCだったのもであるが、やっぱ面白さが過去のと比べても段違いなのである。第一回からリアルタイムで観てきたワタクシは当初「この大会大丈夫かなぁ~( ̄▽ ̄;)」って思ったけど、第四回以降から一気に盛り上がり、今回ので「コレはいけるッ( ´∀`)b」って確信に至ったのである。特に準決勝と決勝の興奮は、今でも記憶に強く残ってるのである。何せ仕事中にリアルタイムで観てたんだから、忘れようが無いのである(笑)

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 その日、昼頃から外来で呼んでも誰も来なくなり、何事かと思って待合室に行ったら、患者さん達がテレビに釘付けになってたのである。9回で大谷がマウンドに上がってて「そりゃ呼んでも誰も来ん筈だわ( ̄▽ ̄;)」って確信して、隣に居た上司も「一生に一度あるかどうかの”非常事態”なんだからしゃーない」って一緒になって観てたのである(笑)大谷がトラウトを三振に仕留めた時、患者さんと他スタッフと一緒に歓声を上げ、1分ぐらい余韻に浸って、すぐさま仕事場に戻って仕事再開である。多分ココまで熱くなる展開はもう無いだろうけど、今後も期待したくなってしまうのである。

*2023年の人物
 でもって今年の人物は【大谷翔平】である。WBCでの大活躍、レギュラーシーズンでの大活躍、満票MVP及び各種タイトル受賞、でもってFAからのドジャース10年7億ワシントン(約1015万諭吉)の超巨大契約等々。ワタクシは野茂英雄の活躍をリアルタイムで応援してたファンとして「遂にニッポン人選手もココまで来たんだなぁ~( ´∀`)」って感慨深いモンがあるのである。あの頃のニッポン人は「来たきゃ来ていいよ( ´_ゝ`)」程度だったのであるが、今や大谷だけでなく山本由伸までも「是非とも我がチームに来てくださいお願いします(;´Д`)」って請われるようになったんだから、時代は変わるモンである:

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 大谷翔平の魅力は何かと問われたら「底抜けに前向きさと楽天主義」だとワタクシは思うのである。どんな困難にも躊躇わず挑んでいき、その為に徹底した準備と飽くなき情熱を傾け、今回みたいに大怪我をしたとしても楽天的に考えてより良い方向へ行こうとする。そういう圧倒的な前向きさと楽天主義がニッポン人だけでなく、世界中のやきうファンやそうでない人も惹きつけるのである。スーパースターとは「ソレが好きじゃない人にも興味を持たれ好かれる人」だとワタクシは考えるが、大谷翔平は正にソレなのである。

*2023年のゲーム
 今年は賛否両論ではなく否の方が多かったが、ワタクシは【Starfield】を推す次第である。10月末からやり始めて今尚プレイしてるが全然終わる気配が無い&飽きが来ないのである。何がソコまで面白いって、やっぱ「古き良きオープンワールドの面白さ」である。ストーリーはあくまでオマケで、好きな時に好きな事をする、コレがオープンワールドの醍醐味である。宇宙を好きなように闊歩して、好きなように宇宙船をカスタムして、拠点を構えて好きなように作り上げて、育てたいようにキャラを育てる。その自由が堪らなく好きなのである:

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 そう、このゲームは自分で楽しい事を見つけられないと楽しめないのである。自分のやりたい事ややる方法が定まってるヤツにはこの上なく楽しめるゲームであるが、逆に言えばそういうのが無いヤツ的には「どうやって楽しめばいいんだコレ?」ってなってしまうのである。今回はソレ以上にバグが色々多くてソレが問題になってたのであるが、コレもアプデが進めば徐々に解決していくであろう。TESやFOシリーズで味わった楽しさが、久しぶりにこうやって戻ってきたのである。この為だけにXBOX買ってマジ良かったと思うのである。

*2023年のアイテム
 というワケで今年のアイテムはXBOX・・・じゃないんだよなぁコレが(笑)今年一番良かったモンは何かと問われたら、ワタクシの答えは【フルバケットシート(以後フルバケ)】である。GT3の純正フルバケで「アレ?コレ凄いんじゃね( ̄▽ ̄;)」って思ってたのだが、NDに入れて改めてその素晴らしさに衝撃を受けたのである。フルバケ入れて初めて走って、その時初めて「何故もっと早くに入れなかったんだッ!」って大いに後悔したのである(爆)このシートは2016年に発売されてたのであるが、当時セミバケ入れたばかりのワタクシはケチって惜しんでたのである:

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 何が凄いって、コレに座って4点ハーネスで身体をガッチリ固定すれば、どんなに前後左右Gを掛けても身体がズレないのである。身体がズレないから安定して操作ができるし、何より身体がズレないようにフットレストで踏ん張る必要が無くなるのである。この「フットレストで踏ん張る」って行動が、実は思った以上に体力を消耗する行動だったのである。体力の消耗が大幅に減れば、当然だがその分を集中力に回せるのである。NDは今後どうするのかは分からんが、次乗るクルマも「サーキット走るならフルバケ入れる」と決めてる次第である。

*2023年のクルマ
 コレは結構悩んだのであるが、今年は【ポルシェ911カレラT】に決まりである。コレの何が良いって「こういうのでいいんだよ、こういうので」をこの上なく体現したスポーツカーだったからである。スポーツカー乗る人でサーキット行く人はどんだけ居るかって、実はポルシェですら「1%以下」なのである。圧倒的大多数はサーキット行かないのであり、サーキット行かないのであれば何が一番要らないって「必要以上のパワー」なのである。馬力を公道で使い切れないのもだけど、パワーのあるクルマって強度を上げるために必然と重くなるのである:

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 だから公道で楽しむのに大事なのは程好いパワーであり、ワインディングロードをキビキビと走る為の軽さであり、運転を楽しむためのMT設定なのである。そしてこのカレラTにはソレ等が全て詰まっているのである。もしもワタクシがサーキット走行を引退したとしたら、こういうクルマでツーリングやワインディングを楽しみたいと思うのである。ただ今のワタクシはまだまだサーキット走行を楽しみたい&今んトコ身体が動く限りはサーキット走行を続けたいと思ってるので、こういうクルマを買うのは当分先の話になりそうである。

*2023年のマイブーム
 コレはベタ過ぎると言われればベタ過ぎるのであるが、2年連続2回目の【ポルシェ】である。こう書くと「ロンの野郎 (゚Д゚)ウゼェェェ」と言われてしまうが、事実だからしゃーないのである(笑)納車からもう1年半経ったのであるが、今尚納車時の楽しさが色褪せないし、乗れば乗るほどに新しい発見があるのである。特に今年は4点固定ハーネスの装着も完了したから、今後益々サーキット走行を楽しめそうなのである。特に今年はPEC東京にも行けて、ソコでポルシェ世界を心底体験&911ターボSの真髄も味わって、益々ポルシェというブランド&911というクルマを好きになってしまったのである:

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 何ちゅーか、ポルシェというブランドには「クルマで走るのが好きなヤツが真に求めてるモン」が全て詰まってるのである。ココで大事なのが「クルマ好き」ではなく「クルマで走るのが好き」という事である。でもってワタクシはクルマを所有する事自体や、クルマを自慢する事には殆ど興味が無いのである。ワタクシが好きなのは「クルマを走らせる事」だけであり、その点がポルシェというブランドの哲学とガッツリ一致したのである。こりゃ当分の間、ワタクシはポルシェを乗り継ぐ事になりそうである。フェラーリランボルギーニは、まぁ機会が来たらって感じである。

*2023年ももう終わり
 まぁ何だかんだ言って、2023年も色々あった1年だったのである。正直な感想は「何だかんだ言って楽しかった」である。新しい発見があって、新しい出会いがあって、新しい成長があって、去年と今を比べると「成長した」と断言できるのである。上記の大谷ではないが、やっぱ人生は前向きに&楽天的にやった方が長い目で見れば上手く行くのである。確かに失敗する事も間々あるが、その失敗も長い目で見れば糧になるのである。何もしなければ失敗しないが、でも何もしないと新しいモンは何も得られないのである。

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 だから2024年も積極的に色々やってくつもりだし、詳細はまだ言えないが来年も新しい出会いや体験が色々ある予定である。でもって「2024年で命運が決まるかもな( ̄▽ ̄;)」って考えてる事が幾つかあるのであるが、ソレは当然だが来年に持ち越しである(笑)さて、あともう少しで2023年もお終いである。ワタクシは今年最高に楽しめたが、ロンマニアの皆様は楽しめたであろうか。正直言って今の世の中どう転ぶか全く予想できないが、ロンマニアの皆様の2024年が最高の一年になる事を願って止まない今日この頃であった。.