アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

COMMANDMENT

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「自分が弱虫であり”その弱さは芯の芯まで自分に付きまとっているのだ”という事実を認めることから、他人を見、社会を見、文学を読み、人生を考えることができる」
By 遠藤周作

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

半導体復活速報
 ワタクシは以前「半導体の供給状態は2024年明けから元に戻るらしい」という情報を掴んでいたのであるが、どうやらマジっぽいのである。小耳に挟んだ話、RZ34のバックオーダーも今年中には全部捌ける予定であり、ソレに合わせて受注も再開するとかしないとか。ただまぁRZ34はワタクシがセカンドカーに求めてるモンを満たしてないので、買う確率は限りなく低いと言わざるを得ないのである:
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このクルマに対する興味が薄れちゃったのは実際に乗れてない、先代Z34のマイナーチェンジでしかないが為にZ34のダメさも一部引き継いじゃった、リアルのクルマ知人達が軒並み酷評なのもであるが、一番ややっぱ「売り方が気に入らない」である( ̄~ ̄)流石に転売ヤーと同等に扱われて5年待つだなんて、ワタクシにゃ耐えられんのである。

 そう、一番の問題は「5年待たされる」ってトコである。ちゅーのも医者という仕事をやってると「人間というナマモノが如何に脆いナマモノか」を知ってしまうからである。だから5年も待ってたら、その内身体に異変が起こるor外からの影響が及ぶ事で、二度と運転できない身体になってる可能性を否定できないのである:
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フェラーリランボルギーニみたいな特別なクルマなら2年ぐらい待ってもいいが、コレは素のRZ34である。1年以上待つぐらいならキャンセルして【BMW M2】選んだ方が断然良いのである。時間をカネに変える事はできるが、その反対はできないからである。

*すげぇクルマとは
 でもって「RZ34がソコまでして待つ価値のあるクルマか?」と問われたら、ワタクシの答えは「ノー」である。確かにRZ34は「良いクルマ」であるが、R35や911のような「すげぇクルマ」じゃないからである。同様にFL5やZN8/ZC8も「良いクルマ」ではあるが「すげぇクルマ」ではないというのがワタクシの見解である。その「良いクルマ」と「すげぇクルマ」の違いは、分かり易く言うとこんな感じである:
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頻繁に用いてるこの動画だけど、この動画でライガーが言ってる事ほど「ブランドとは何か?」を分かり易く説明してるモンは無いと思うのである。クルマって「カッコ良ければいい」「有名サーキットで好タイムが出ればいい」「コスパが高ければいい」ってモンじゃないのである。高くても安くても「そのメーカーや車種が背負った研鑽の歴史が無ければ成り立たないクルマ」こそが「すげぇクルマ」なのである。

 911然り、コルベット然り、GT-R然り。長年の歴史と伝説を積み重ねて改良に改良を重ねて、ソレ等でしか味わえない絶対的な非日常があるからこそ、顧客は高いカネ出して買い支え続けるのである。コスパだとかカタログスペックとか、ンなモン実はオマケなのであって、決してメインではないのである。ワタクシが何だかんだNDを降りる決心がつかないのも、ND及びロードスターが「すげぇクルマ」だからである。確かにエンジンはショボいし、タイムは大して出ないし、作りだって色々安っぽいのである。でもロードスターは疑う余地も無い「真のスポーツカー」であり、正真正銘の「すげぇクルマ」なのである。

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 この小さなクルマの中に「コレがマツダのスポーツカーです」「マツダの走りの哲学はコレです」っていう、上記ライガー風に言えば「”マツダ”っていう太い芯」が通ってるのである。分かり易く言うと「スポーツカーは軽く、重心は低くなければいけない」「速さと楽しさを両立できるのは前後重量配分50:50のFRである」っていうマツダのスポーツカー哲学を、このロードスターって車種は30年以上に渡って進化させ続けているのである。そりゃ変な欠点なんか無いに決まってるし、乗ってて楽しいに決まってるのである。ワタクシが何度も言ってる事であるが、時間かけて煮詰めないと細かいトコの擦り合わせなんて出来ないのである。

*勝負は夏
 そう、ワタクシが今まで乗ってきた「すげぇクルマ」ってのは「○×が良い」ってよりかは「悪いトコが見当たらない」の方が強いのである。悪いトコがあるとソレに対する不満を多少なりと感じてしまい、ソレが長年続くとストレスで乗りたくなくなってしまうのである。でも悪いトコが無いorあっても些細なクルマは何年乗っても飽きないし、何時までも納車した時の様に楽しく乗れるのである。人間楽しい思い出はすぐ忘れてしまうが、辛かった思い出は結構後々まで残るのである。だから「長年研鑽して細かいトコを延々と改善し続ける」って行為は地味だけど非常に重要なのである。

 だからボロくなったとはいえNDを手放すのは、ワタクシとしても躊躇うモンがあるのである(´ヘ`;)まぁNDはまだ現役&今後もフルモデルチェンジを受けて作り続けられるだろうから「新しいモンが気に入らなければ戻ればいい」って話なんだけど、ソレはソレで面倒臭いのである(笑)まぁ小耳に挟んだ話、GRヤリスのビッグマイナーチェンジがもうすぐ開催される東京オートサロンで明らかになるんで、ソレ待ちである:
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まぁいずれにせよ今年9月のND4回目の車検&今年末のサーキット走行次シーズン開幕に間に合わせようと思ったら、初夏頃には決断を下す必要があるのである。ただワタクシの経験上、こういう場合は積極的な選択をした方が上手く行くのである。失敗しても失敗経験から学べば元は取れるが、何もしなきゃマジでプラスマイナスゼロ。ソコんトコ忘れちゃいけない今日この頃であった。