アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

SEVEN CHURCHES

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「どうして日本にはないの?何でこんなに高いの?何でこんなに安いの?創業のチャンスはこの異常値から見つける」
By 宋文洲

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

*やっぱスチールがナンバーワン
 もし次またポルシェ買うとしたら、ブレーキはPCCBにすべきか否か。長年ワタクシを悩ませていた(?)この問題であるが、漸く明確な答えが出せそうである。もう既にサブタイに書いてあるが「サーキット走行を嗜むならばローターはスチールローターに限る」である。一部噂では「今のPCCBは色々見直されていて、サーキットでも難なく使える」というのもあったが、どうやらガセだったようである:
youtu.be
やっぱ従来通り熱が加わるとガリガリ削れていく、ローター1枚80諭吉とクソ高くてコスパが悪いのもだけど、一番はやっぱ「実はスチールの方が良く効くしコントロールもし易い」という事がである。ぶっちゃけた話、サーキット走行におけるPCCBの利点って「バネ下重量が大幅に軽減される」の1点だけなのである。

 そう、PCCBはタイムアタック目的で2~3周だけ走るのなら無問題であるが、生憎ワタクシは走行時間をフルに使ってタップリ走りたい派なのである。サーキット専用車であるGT3カップカーもGT3Rレンシュポルトもスチールローターが標準装備なのは、つまりそういう事なのである。何故PCCBはじめカーボンローターがダメなのかって、簡単に言うとこんな感じである:

レース用のカーボンローターは100%カーボン製

100%カーボンは熱を入れないと制動力を発揮しないため、市販車には使えない

( ゚Д゚)マズー

ソコでセラミック等を混ぜる事によって、低温でも効くようにした

でもセラミックを混ぜた事で強度と熱耐久性は100%カーボンと比べ大幅に低下

サーキット走行レベルの熱が加わるとガリガリ減っていく

( ゚Д゚)マズー

という事である。でも逆に言えば、サーキット走行をしないのであれば、PCCBは非常に優れたブレーキなのである。スチールよりも長持ちするし、人気オプションだからリセールだって上がるのである。もしワタクシがPCCB入れるとしたら、ソレはサーキット走行を引退してからになるのである。

*コストパフォーマンス再考察
 気が付いたらGT3納車から今年の5月末で2年である。現時点で走行距離は1.7万キロほどで、サーキット走行もソレなりにこなしていて、でもタイヤもパッドもローターも納車して以来一度も交換していないのである。タイヤやブレーキと言えば、R35時代は色々大変だったのを思い出すのである:


とにかく車重が1740kgもあるんで、ブレーキやタイヤへの負担がハンパ無かったのである(;´Д`)2年もあればタイヤは前2回、後1回は交換してたであろうし、パッドも前2回&後1回ほどで、ローターも前1回は交換していたであろう:


因みにタイヤ一式を全交換すると、ブレーキ一式を全交換すると、お値段はこんな感じである(^_^;)でもってコレは数年前の話であり、今みたいに諸々がアホみたいに値上げしてなかった時代の値段なので、今だと更にヤバい事になってるであろう(´ヘ`;)

 そう考えれば、ココまで長く使えてるGT3の諸々は、長い目で見ればR35よりも”安上がり”だとすら言えるのである。ただやっぱ距離も回数もかなり嵩んだので、一度ポルセン行って一通り見てもらったのである:

因みに溝はこんな感じである。一番減る左リアで、結構走ってこんな感じである。ワタクシ的には「もう1回だけワンチャン走れるかも」って感じなのであるが、数字に出してみるとこんな感じである:


パッドもローターも全然余裕だったのであるが、タイヤはギリギリアウトだったのである(´・ω・`)曰く「もう一回なんとか使い切りたい気持ちは分かるが、2mm切ったら交換のタイミング」だそうである。まぁクルマがクルマだけに変にケチって何かあった場合シャレにならなくなるんで、ココは思い切って交換する事にしたのである。

 まぁただ911乗りのロンマニアの方曰く「911で2万キロ走ってタイヤ交換はフツー」らしいので、サーキット走行含んで1.7万キロは十分持った方だと言えるのである。でもってワタクシが一番気になったタイヤ価格であるが、今履いてるタイヤ(ピレリP ZERO CORSA)で見積もり取ってみたのであるが・・・


思わず目ン玉が飛び出して、そのまま地球を一周してワタクシの後頭部にぶつかってしまったのである(笑)納車時に聞いた話だと「50~60諭吉ぐらい」って聞いてたのであるが、どうやら値上げしてしまったようである(´・ω・`)ただタイヤが無けりゃサーキットどころか街乗りも出来ないので、泣く泣く取り寄せを依頼した次第である (´;ω;`)

ミシュランはまた次回
 でもってタイヤであるが、またピレリにした次第である。ホントはミシュランCUP2を試してみたかったのであるが、生憎在庫を切らしていた&入荷日未定だったので、在庫があったピレリを選んだ次第である( ̄~ ̄)ちゅーのも、サーキット走行のシーズンはまだ幾分か残ってるので、ミシュランの在庫待って残りシーズンをパーにしてしまうのは惜しいと考えたからである。まぁピレリも良く出来たタイヤだし、サーキット走行でも特に不満は無かったので、ソレで無問題だとワタクシは思うのである:

蛇足だが、溝がちゃんとあるタイヤはこんな感じである。こうやって比較すると、やっぱタイヤは限界だったんだなという事が良く分かるのである(笑)

 まぁミシュラン試したいっていうのは単純に「ピレリと比べてどうか」という好奇心と、ソレだけでブログを何本か書けるという目論見もあるのであるが(笑)一番はやっぱ「今までミシュラン使った事無いから」なのである。GT3以前はずっと国産車乗ってて、国産車だから国産タイヤの選択肢が充実してたので、GT3でのピレリが実は初めての海外タイヤだったのである:
youtu.be
多分ミシュランピレリとかにも国産車に使えるサイズのスポーツタイヤはある筈なのであるが、国産車乗ってると何故だかその考えが出てこないのである( ̄▽ ̄;)多分その逆もそうだろう思うから、深く考えないに限る今日この頃であった。.