アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

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 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「贅沢に価格は必要ではない。心地よさそのものが贅沢である」
By ジェフリー・ビーン

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*中古車のジャスティ
 ソレがフェラーリF40やレクサスLFAやポルシェ918スパイダーみたいな全てが専用設計のガチ特別限定車であるか、或いはン千諭吉を失っても余裕こいてられるぐらいのカネ持ちでない限り、中古車を新車価格以上の値段で買うべきではない。コレは中古車に関するワタクシのジャスティスである。ワタクシが常々「今の高騰しまくった90年代国産スポーツカーは買うべきではない」と言ってる理由がコレである。相当なカネ持ちがオモチャやコレクションとして買うなら兎も角、昔ながらにソレ一台を月極駐車場に停めてテメェはカツカツの生活するつもりで買うのならマジ止めとけってのがワタクシからの忠告である。

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 見た目は良くても中身は経年劣化で要交換なモンが増えてくる、交換したくてもメーカーから部品が出ない、純正セキュリティーが甘いから盗難のターゲットになり易い、保険料率は高いけど実際に支払われる分は安い等々。抑々クルマ、特に大したブランド力の無い大量生産品の耐用年数なんてのは10年あれば御の字であり、ソレ以降はソレなりの注意と労力と費用を要するのであり、故にその余裕が無いヤツは買うべきではないのである。情熱?クルマに対する愛?ンなモンで事故や盗難や劣化を防げるなら誰も苦労はしないのである。

*この中古車買うべからず
 だから【450諭吉のFD2シビックTypeRが納車前に事故って云々】に関しても、こう言っちゃ大変アレなのであるが「そりゃ新車価格以上で15年前のクルマ買うんだから、この手のリスクは含まれるわな( ̄~ ̄)」がワタクシの正直な感想なのである。今だとそういうプレミア車向けの保険ってのがあるらしいのであるが、ソレはあくまで自分で入って使う場合のみであり、今回みたいに事故で相手の保険を使うとなると相手の保険会社のルールが適応される→本来の市場価格分しか出ないって事があるのである。保険会社がおかしい?おかしいのはカタログ量産車に新車以上の値段を付ける中古市場の方なのである。

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 まぁちょっと調べた感じだと「交通違反で事故られた場合は10:0で相手が悪い」「クルマの価値は兎も角、販売店は確実に450諭吉分の損害を被ってるから、その分は賠償される」との事らしいが、ソレでも生産終了した中古車である以上、クルマ本体は戻ってこない事であろう(´ヘ`;)こう言っちゃ再度アレなのであるが、コレも変なプレミアが付いた中古車を買うリスクなのである。納車前だから幾分マシになってるけど、コレがもし納車後だったらオーナーは180諭吉だけ受け取って後は泣き寝入りって事もあり得るワケである。

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 良いか悪いか、正しいか正しくないかじゃなく、旧車を買うという事はそういう事なのである。フツーの中古車が安いのは、そういうリスク諸々がオーナー持ちになるからである。だから中古車、しかも製造から10年以上経ったクルマを新車価格以上で買うのは余りにも理に適ってないのである。だから時間が経てば経つほど価値が確実に上がっていくガチの特別限定車か、旧車をチョロQ感覚で買える&ポイ捨てできるカネ持ち以外、この類の中古スポーツカーは買うべきではないのである。残念ながら、あの古き良き時代はもう終わってしまったのである。

*黄金時代の終焉
 こう書くと「じゃあカネ持ってないヤツは憧れだったあの時代のスポーツカー乗るなっていう事かよッ!」と反発されるだろうが、ワタクシの答えは「Exactly(そのとおりでございます)」である。余裕が無いのであれば素直に現行スイスポやGR86/BRZを選んでおくか、もう少し余裕ができたらGRヤリスや新型フェアレディZを選ぶが吉である。新車なら保証があるからトラブルにも対処できるし、壊れても部品が出るし、保険もちゃんとでて買い直す事も容易である。新車が高い理由は、そういう各種恩恵をカネで買ってるからに他ならないのである。

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 だから中古車なんてモンは安く買って、何かあったら気軽に手放す、コレがベターなのである。コレがフェラーリとかランボルギーニとかなら話は別であるが、この世の殆どのクルマは時が経つと共に実質的な価値は下がっていくのである。夢や情熱をワタクシは否定しないが、ソレはソレを実現できるだけの能力や胆力がある場合に限るのである。壮大な夢や情熱と共に背伸びして高いクルマ買って、結局維持できずに一年足らずで手放すヤツ、ワタクシは結構見てきたのである。夢というシロモノは、現実を積み重ねていった最中、後ろを振り向いたら何時の間にか叶えていたモン、今尚そう思う今日この頃であった。